RAIDとは?それぞれの構成や長所・短所について
こんにちわ!クッキーさんです。
梅雨も明けてそろそろ夏本番、外に出るのも億劫になってるおじさんです。
なのに私的にやることが沢山で、なかなか悩ましい物です。
さて今日は、サーバやNASで定番のRAIDについて、説明したいと思います。
ただ、基本的にあまり使ってない構成(RAID2とか、RAID50とか)は省略します。
そもそもRAIDとは?
RAIDとは、複数のHDD(SSD)を組み合わせて、一つの領域として運用して、冗長性をあげる技術を指します。
ちなみに調べて初めて知りましたが「Redundant Array of Independent Disk」の略らしいです。
勉強が足りてないのが露呈しそうです。
余談ですが、サーバ未経験の時にRAIDって言われて、ゲームの話(レイドバトルとか)かと思ったのは内緒です。
次から、僕がよく構築で使っている構成のRAID0、1、5、10あたりを説明したいと思います。
RAID0
概要:データを分割・分散して配置し、読み書きの速度を向上させる
呼び方:ストライピング
長所:使用効率が良い、読み書き速度が高い
短所:冗長性が無く、ディスク障害時にデータが損失する。
ディスク本数:2本以上
RAID1
概要:同じデータを片方のディスクに書き込み、データの二重化を行う
呼び方:ミラーリング
長所:片方でディスク障害が発生した場合でも、データ保持可能
短所:容量が倍かかる為、単純にコストが倍になる
ディスク本数:2本
RAID5
概要:データを分散して書き込み、修復用のデータ(パリティ)を生成して分散書き込みする
呼び方:RAID5(他にあるのかな・・・)
長所:ディスク1本の障害までデータ保持可能、容量効率が良い
短所:2台以上のディスクで障害が発生した場合に、データが失われる
ディスク本数:3本以上
RAID10(0+1)
概要:RAID0とRAID1の組み合わせ。データを分散して書き込みつつ、2つのディスクが同じデータを持つ
呼び方:RAID10
長所:それぞれの長所を持ちつつ、RAID 0、1の両方のディスク障害が発生しない限りデータ保持可能
(画像の構成の場合、ディスク1・2、もしくは3・4が同時に壊れない限りは保持可能)
短所:容量効率は相も変わらず、倍かかる
ディスク本数:4本以上
まとめ
RAID構成について、超突貫で説明してみました。
基本的に使っているのはRAID 5、1あたりですが、やはり可用性等々を加味すると、コスト度外視であればRAID 10が強いと思います。
汎用性ではRAID 5、可用性重視ならRAID 10、ディスク2本で可用性ならRAID 1、速度重視ならRAID 0と覚えればある程度使いやすいと思います。
以上、クッキーさんでした!