3分ぐらいで分かる?vSphere vMotionの仕組みについて
こんにちわ!クッキーさんです。
10月半ばに入って、ようやく寒さがやってきましたね。
11月ぐらいまで半袖半ズボンにサンダルのおじさんですが、歳のせいか寒さに弱くなった気がします。
これからは半袖長ズボンのおじさんに進化しますね!
今日は、vSphere vMotionの仕組みについてざっくりと説明してみたいと思います。
vMotionとは?
過去記事でも紹介しましたが、vSphere vMotionとは、無停止で違う基盤(ESXi)に移行できるvSphereの機能を指します。
無停止で移行することを「ライブ(ホット)マイグレーション」、停止して移行することを「コールドマイグレーション」といいます。
前置きはさておき、次にvMotionの仕組みについて説明します。
vMotionの仕組みって?
移行元のサーバに対して、vMotionの指示が出た後、まずは移行先の基盤にメモリの情報やシステムの状態などの情報を持った仮想マシンの箱が作成されます。
箱が作成された後、移行元のサーバは移行準備の為にサスペンド(一時停止)の状態になります。
サスペンド後に、移行元のサーバから新しいサーバにメモリビットマップの移行が行われます。
サスペンドから、メモリビットマップの移行完了まで動ける仮想マシンが無いため、このタイミングでPingの瞬断であったり、メモリが物凄く大きいサーバであれば僅かな通信断が発生してしまいます。
ただ、業務が停止するレベルの影響ではないため、基本的には影響無しとして判断されるかと思います。
(お客様の環境であれば、影響がなくても調整は必要ですが・・・)
メモリマップが移行されたのち、移行先のサーバが起動し、ユーザが接続していた移行元のサーバから、移行先のサーバに接続され移行完了という流れになります。
簡易的なチャートは下記のようになります。
移行元 | 移行先 | |
① | vMotion指示 | 移行元のメモリ、システム情報をコピー |
② | サスペンド | 移行元のメモリビットマップのコピー |
③ | 停止 | 起動 |
④ | 移行元基盤から仮想マシン削除 | ユーザ接続~復帰 |
まとめ
ここまでvMotionの動作について説明してみました。
実際調べてみないと、どういう動作をしてるんだろうと疑問に思っていると、なんだかんだ物凄く楽しかったりするので、皆さんも日ごろから気になった技術等があれば、調べてみると物凄く勉強になったりすると思います。
ちなみにですが、サーバエンジニアになりたての頃にお世話になっていた新卒 SE 社員が贈る vSphere のキソ!- VMware Japan Blogが物凄くわかりやすいので、興味があれば見てみてください。
ちなみに、VMware社に行くと冊子でもらえます!
以上。クッキーさんでした。