Excelの便利関数10選!これを覚えて目指せ脱初心者!
GOATブログをご覧の皆さま
初めまして、茶々丸です。
5月も後半ということで、新社会人の方々も色んなお仕事をし始める時期でしょうか。
そこで今回は、Excelでの資料作成に役立つ便利機能(初級編)として、
よく使うExcel関数をピックアップして紹介したいと思います!
数値の集計
「=SUM」:数値を合計する
- セルA1、A2、A3の合計を求めるためにSUM関数を使うには、「=SUM(A1:A3)」のようにセル範囲を指定します
- 「=SUM(B2,D4,E10)」のようにカンマで区切って離れたセルを指定したり、「=SUM(B2,20)」のように数値を指定したりもできます
- 指定したセルに数字以外のデータ(空白や文字)があった場合は無視します
「=SUMIF(範囲,検索条件,合計範囲)」:条件を指定して数値を合計する
- 合計値を表示したいセルに「=SUMIF(」と入力する
- 検索の対象とするセル範囲を選択する([範囲]の設定)
- [範囲]の中にある検索条件を文字列や数値で指定する([検索条件]の設定)
- 合計したい値が入力されているセル範囲を指定する([合計範囲]の設定)
- 最後に「)」(半角閉じカッコ)を入力してEnterキーを押す
統計関数
「=AVERAGE」:数値の平均値を求める
■入力方法と引数
AVERAGE(数値1, 数値2, …, 数値255)
このように入力すると、数値1, 数値2, …, 数値255等の指定した平均値を算出出来る
- 引数に指定された式の値や文字列が数値とみなせる場合は計算の対象となります。
- AVERAGE関数では、文字列、論理値、空のセルは無視されます。
「=COUNT」:数値や日付、時刻の個数を求める
■入力方法と引数
COUNT(値1, 値2, …, 値255)
COUNTA(値1, 値2, …, 値255)
- 通常、[値]にはセルやセル範囲を指定します。
- COUNT関数では、文字列、論理値、空白のセルは個数として数えられません。
- COUNTA関数では、[値]に数式を指定した場合、結果が「””」(空白の文字列)やエラー値であっても個数として数えられます。数えられないのは空白のセルだけです。
文字列操作関数
「=LEN」:文字列の文字数を求める(「=LENB」:文字列のバイト数を求める)
LEN関数は、[文字列]の文字数を求め、LENB関数は、[文字列]のバイト数を求めます。
- LEN関数では、半角文字も全角文字も1文字として数えられます。
- LENB関数では、半角文字は1バイト、全角文字は2バイトとして数えられます。
- 「バイト」とは、半角英数字1文字分に相当するデータ量の単位です。
- [文字列]のなかに含まれるスペース、句読点、数字などは、LEN関数では文字として数えられ、LENB関数では半角文字は1バイト、全角文字は2バイトとして数えられます。
REPLACE:指定した文字数の文字列を置き換える
■入力方法と引数
REPRACE(文字列, 開始位置, 文字数, 置換文字列)
- REPLACE関数は、[文字列]の[開始位置]から[文字数]分の文字列を[置換文字列]に置き換えて表示します。REPLACEB関数は、[文字列]のなかの[開始位置]から[バイト数]分の文字列を[置換文字列]に置き換えて表示します。
文字列 | 検索の対象となるもとの文字列を指定します。数値を直接指定することもできます。 |
---|---|
開始位置 | [文字列]のどの位置から検索を開始するかを指定します。[対象]の先頭を1として文字単位またはバイト単位で数えます。 |
文字数・バイト数 | 置き換えたい文字数またはバイト数を指定します。 |
置換文字列 | [文字列]と置き換える文字列を指定します。数値を直接指定することもできます。 |
「=SUBSTITUTE」:検索した文字列を置き換える
■入力方法と引数
SUBSTITUTE(文字列, 検索文字列, 置換文字列, 置換対象)
- [文字列]のなかにある[検索文字列]を[置換文字列]に置き換えて、置換後の文字列を表示します。同じ文字列が複数ある場合には、何番目の文字列を置き換えるかを[置換対象]に指定することができます。
文字列 | 検索の対象となるもとの文字列を指定します。数値を直接指定することもできます。 |
---|---|
検索文字列 | [文字列]のなかから検索する文字列を指定します。数値を直接指定することもできます。 |
置換文字列 | [文字列]のなかで見つかった[検索文字列]と置き換える文字列を指定します。数値を直接指定することもできます。 |
置換対象 | [文字列]のなかで、複数の[検索文字列]が見つかったときに、何番目の文字列を置き換えるかを指定します。省略した場合、すべての[検索文字列]が[置換文字列]に置き換えられます。 |
論理関数
「=IF」:条件によって利用する式を変える
■入力方法と引数
IF(論理式, 真の場合, 偽の場合)
論理式 | TRUE(真)かFALSE(偽)を返す式を指定します。 |
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真の場合 | 論理式の値が真の場合(条件を満たす場合)に返す値を指定します。省略すると0が指定されたものとみなされます。 |
偽の場合 | 論理式の値が偽の場合(条件を満たさない場合)に返す値を指定します。省略すると0が指定されたものとみなされます。 |
IFERROR/IFNA エラーの場合に返す値を指定する
■入力方法と引数
IFERROR(値, エラーの場合の値)
値 | エラー値かどうかを調べたい数式やセル参照を指定します。 |
---|---|
エラーの場合の値 | [値]がエラー値の場合に返す値を指定します。 |
検索/行列関数
=「VLOOKUP」:範囲を下に向かって検索する
■入力方法と引数
VLOOKUP(検索値, 範囲, 列番号, 検索方法)
検索値 | 検索する値を指定します。全角文字と半角文字は区別されますが、英字の大文字と小文字は区別されません。 | |
---|---|---|
範囲 | 検索されるセル範囲を指定します。 | |
列番号 | 範囲の先頭の列から数えた列数を指定します。検索値が見つかった場合、ここで指定した列にあるセルの値が取り出されます。 | |
検索方法 | 近似値検索を行うかどうかを以下のように指定します。 | |
TRUEまたは省略 | [検索値]以下の最大値を検索(近似値検索) | |
FALSE | [検索値]に一致する値のみを検索 |
- [範囲]の先頭列を下方向に検索し、[検索値]に一致する値または[検索値]以下の最大値を探します。見つかったセルと同じ行の、[列番号]にあるセルの値を取り出します。
知ってると便利?おまけのショートカット集
使うけどタブで探すのが面倒!
Alt + H + M + M | 選択範囲のセルの結合 |
Alt + H + M + U | 選択範囲のセルの解除 |
Ctrl + Shift + F | 書式設定メニューの展開 |
データの処理に使える
Ctrl + A | シート内全選択(表の中でCtrl+Aは表部分だけ全選択出来る) |
Ctrl + ↑(↓→←等) | 値が入力されている最後のセルまで移動(次の空白まで) |
Ctrl + Shift + L | フィルターの設定、解除 |
Shift + Alt + = | 選択セルの左の数値を合計する(SUM関数の挿入) |
最後に
いかがでしたでしょうか。
誰か一人にでも役に立てたらうれしいです。
茶々丸の回では、しばらくExcelの機能に触れていけらたと思っています。
次回はピポットテーブルの使い方について、お話します。