【Cisco】コマンドの短縮形とは?頻出するコマンドをピックアップ!【備忘録】
家の下の自動販売機でペプシを買おうと思ったら40円くらい値上がりしてました。
ちょっぴりブルーなキムキムです。
思ったより高くなっていておどろ木ももの木さんしょの木です。
今日はCiscoのコマンドの短縮形について簡単に解説しようと思います!
皆さん、環境構築時に「show running-config」と律儀に打っていたりしませんか??
知れば知るほど時短が出来るCiscoの小技を紹介していこうと思います。
コマンドの短縮とは
結論から言えば「show running-config」は「sh ru」若しくは「show run」です。
何故そうなるのか?を追って説明していきます!
Cisco装置では、コマンドの確定タイミングが存在します。
OSの種類やバージョンが影響しますが「sh」まで打った場合、その装置に「sh」から始まるコマンドが「show」しか無かった場合、自動的に装置は「sh = show」と確定・変換してくれます。
つまり、「sh ru」と打った場合「show ru」から始まるコマンドが「show running-config」以外存在しない場合
勝手に装置が理解して出力してくれる訳です。
いつも使っている装置が、そのコマンドを何処まで打てば認識してくれるのか知っておくことが
スーパー時短になるんですね!
短縮することによるメリットデメリット
メリット
・構築及び設定確認のスピードが段違いに早くなる
デメリット
・装置の補填に頼り切る形になるのでタイプミスにより想定外の補填をされる可能性がある
・ログを見返す時にコマンド出力情報を探しづらい(どの短縮形で打ったのか・・・)
書き起こしてみると、デメリットの方が圧倒的に強いです。
周りに影響が出ない装置でサクっと確認・構築したい際に限定して使用すると最大限活かす事が出来そうですね!
商用作業や検証時には短縮形に頼らず完全な文をコピー&ペーストすることで、ミス無く対応出来るよう準備しましょう。
頻出短縮コマンド
短縮形 | 全文 | 説明 |
en | enable | 特権モードへの遷移 |
conf (conf t) | configuration terminal | global configurationモードへ遷移 |
ter len 0 | terminal length 0 | CLIに於けるmoreの一時的な無効化 |
ter mon | terminal monitor | ステータスログのリアルタイム表示 |
sh ru (show run) | show running-config | running-configの表示 |
sh sta (show sta) | show startup-config | startup-configの表示 |
sh int (show int) | show interfaces | IFの流量や設定表示 |
cop r s | copy running-config startup-config | startup-configの上書き保存 |
wr | write memory | 〃 |
おわりに
今回はCisco装置で使える小技のコマンド短縮を紹介していきました。
この他にもshowコマンドにおける「|」を利用した出力結果の抽出などもあるので、次回あたりに紹介していこうと思います!
Tera Termの小技も纏めているので、併せて見ていただければ嬉しいです!
Tera Termで便利な機能をご紹介します!(自動ログ、効率化等)
寒暖差が激しいですが、どうぞ皆様体調にはお気をつけて!
それでは!