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超簡単!VMware Horizonのクローン方式について

#インフラ
writtdden by クッキーさん

こんにちわ!クッキーさんです!

先日社内でリモート飲み会をしたときに気付きましたが、どのタイミングでも最年長になってました。時代の流れって怖いです。

今回は、よく読んでも分かりづらいVMware HorizonのVDIクローン方式を噛み砕いて説明してみます!

そもそもVDIとは

VDI(Virtual Desktop Infrastructure)とは、サーバ上で動作するデスクトップ環境を指します。
大体が最低限の機能のみを保持している「シンクライアント端末」から仮想デスクトップへ接続する構成を組みます。
クローン方式によっては、アップデートやソフトウェアもイメージ元(マスター)を更新し、クローンへ反映することも可能なためメンテナンス作業の工数を削減することが出来ます。

余談ですが、「シンクライアント」とは【薄い、痩せた】クライアントのことを指し、通常使用されている端末は「ファット【太い】クライアント」と呼びます。
人間と同じで痩せた、太ったと呼ばれてクライアント端末も傷ついているかもしれません・・・。

Horizonのクローン方式

VMware Horizonでは独立したインスタンスとしての「フルクローン」、運用工数の削減できる「リンククローン」、「インスタントクローン」の3種類のクローン方式が存在します。
下記でそれぞれのクローン方式について、噛み砕いて説明します!

フルクローン方式

先の項目に書きましたが、フルクローンはそれぞれが独立したインスタンスとして扱われます。
外見はまったく同じだけど、それぞれが人格を持ったクローン人間みたいな方式です。

利用者視点では、1台ずつPCを割り当ててもらっているのと変わらないため、残り二つのクローン方式と比べてパフォーマンスが非常に良いのです。
その分、リソース等々が台数分丸々かかってしまう為、大量の台数をフルクローン方式で!という構成は夢のまた夢…出来る環境は物凄い環境です…。

運用サイドでは、それぞれのインスタンスが「独立」してしまっているため、メンテナンスの工数は台数分かかってしまいます。
台数が多ければ地獄のような工数がかかってしまうのです…!
また、ユーザ設定自体もそれぞれ独立しているため、割り当てにも工数がかかるという運用殺しなのです。

リンククローン方式

リンククローン方式は、マスターのOS領域など共有できる部分は共有しましょう!という方式になります。
クローン人間で例えようと思ったのですが、いい例が浮かばなかったのでやめておきます…。

ユーザーの情報は別々で管理されているため、共有されているマスターのアップデートやソフトウェアが導入された場合に、クローンへ一括で反映することも可能な方式なのです!
とても運用サイドに優しいクローン方式なのですが…Horizon 8にてリンククローンが廃止されました…。

そこで、リンククローンから進化した「インスタントクローン」の出番になります!

インスタントクローン方式

インスタントクローン方式は、マスターの仮想ディスクを共有するだけでなく、メモリも参照してしまうという方式になります。
メモリを参照する、ということは完全にマスターと同じ状況でデプロイされるので、起動する時間すらも省略することが出来るのです!

他の方式とは異なる点としてログアウトをすれば、削除されまったく新しいVMとして再生成されるのです。
「クローンの調子が悪くなった」場合でも、ログアウトしてしまえばリフレッシュされるため、調子のいい新しいクローンとして再度利用できるように!

簡単に説明すれば、頭がアンパンで出来たヒーローが「濡れた」場合に、頭を入れ替えて元気100倍になるような物です。
ただ、インスタントクローンでは元気100倍ではなく、元気等倍なのでここだけ注意してください。

この方式の利点としては、イメージ更新が簡単、プロビジョニングも速い、クリーンな環境が利用できる!という3点がインスタントクローンの魅力だと思います。

ただ、二つの方式と異なる点としては、ユーザ用の保存領域が通常の当て方では割り当てられないという事…。
app volumesをユーザー毎に割り当てで解決できると情報は貰ったのですが、試してないのでここは未確認です!

最後に

以上、VMware Horizonのクローン方式についての説明でした!
3種類説明してみましたが、やっぱりクローン方式の選択って難しい・・・色々な用途がある中、インスタントクローンが今後は増えていくと思ってます。
それぞれの用途も書きたかったのですが、あまり思いつかなかったので挫折してしまいました。勉強不足ですね…精進します!

 

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