「おすすめ記事」について悩んだ話|ランキング設計

#技術系
writtdden by ま。

こんにちは、ま。です

ブログサイトやニュースサイトのトップページって大概が「おすすめ記事」だったり「人気記事」だったりしますよね。

自身の案件でこのようなおすすめ記事の一覧を作る際に相当悩んで遅延した() ので、ょっと書いてみようと思います。

何を基準に一覧化するか

まず、最初に考えることとしては一覧表示する際に、何の順番にするかといったソート項目が必要です。

  • 投稿日順
  • 人気順
  • おすすめ順

ほかにもあるかもしれませんが、こんなところでしょうか?

・新着順
これは文字通りでいいでしょう。

・人気順
これもページごとのPV数がわかればたやすいと思います。

・おすすめ順
これです。僕を悩ませたのは。

個人のブログとかECサイトとか、自分自身のコンテンツしかないような仕組みの場合のピックアップは簡単です。
「PV高いから」とか「広告的においしいから」とか「ちょっと気合い入れて書いたから」とか。自分の感情で選択することができます。

対して、今回の私の案件では様々な人が様々な分野のものを投稿している仕組みでした。
もちろんこの形式だからと言って運営の思惑でピックアップすることはできないわけではありません。

しかし要望としては、「確かに人気なものを表示はしたいが、いろんなお客様が投稿するのでなるべく多くの記事が目に付く機会を増やしたい(広告料を頂くとかはとかは別として)」でした。

したがって、PVが高いからとか収入として大きいからで記事を選んでしまうと、もちろんTOPページなのでその記事のPVが伸びやすくなり、ほかの記事は伸びにくい状況となります。
ここまで考えると、人気順も同じ記事がずっと人気になってしまうという同じことが言えます。(新着順は新しいものが上に来るから大丈夫)

おすすめロジック

人気順も新着順もランダム順も全部出しとけばいいじゃん。ってのは1つの正解だと思います。
ただ今回はあくまで1つの一覧の枠でなにを出すかに焦点を絞らせてください。

前項の通り、PVなどにおける人気のみで一覧化することはできない。
人気を考慮しないわけではないが、なるべくいろいろな記事が表示されるように循環したい。

これをクリアするロジックを組むのが今回の条件です。

一番簡単に思い浮かぶのは時間経過によるものです。新着順にの発展ともいえるでしょう。
例えばニュースサイトはこれを利用していて、投稿されて伸びの良かった記事を残して新着記事に混ぜ込んで、それ以外は下に流れていくといった形式です。

結局新着順に近いので、記事数の多いところが勝ってしまい今回これは使えなかったのですが、いい手法だと思います。

次に考えたのはランク制です。
結果を言ってしまうと、実際にはこれをもう少し発展させましたが、基盤として今回はこちらを採用しました。

前提としてその一覧には5つ記事を載せられるものとしてください。

まず、月間のPV数をもとに記事のランキングを作ります。
そして上位からS~Dの5段階に分けて各段階から1つずつ記事を選択していきます。

記事一覧の枠数や人気に比重を寄せるか、あとは更新タイミングなど別の要件もできましたが、
こうすることで人気は考慮しつつ読まれにくい状態にあった記事も出すことができました。

おわりに

今回は私の案件の中での結果を書いてみました、いろんな答えがあるかなと思います。

要件それぞれに対応した一覧を複数用意するパターン。
時間経過で下げるパターン。
はたまた完全ランダムなんてのもアリかもしれません。

いろんな考え方があると思いますが、少しでも参考になればうれしいです。

今回考えるのに参考にした文献:
https://note.com/fladdict/n/ne974b48fa46d
https://note.com/fladdict/n/nc9277bd5a3c4

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