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【Kotlin】Androidアプリ開発のためのMVPアーキテクチャガイド

#Android
writtdden by 上様

こんにちは
Androidエンジニア見習い 上様です。
12月にはいり、もう1年が立つと思うと早すぎますよね。
そして上様は今年も抱負を忘れてしまい、来年の抱負は「抱負を忘れない」にしようと決めました。

そんな中、見習いの僕は前回に引き続きKotlinの学習を続けております!!
Android Javaを学んでいたこともあり、事前準備としてはバッチリだと思いたい。笑
前回はKotlin初心者におすすめの学習方法や、両者比較などを紹介いたしました。

Androidアプリ開発のためのMVPアーキテクチャガイドと称してMVPアーキテクチャとは、なんぞやという課題に対して学習した内容を共有させていただきます!!

【Android】MVVMアーキテクチャについて

以前作成されたこちらの記事も参考にいたしましたのでぜひご覧ください!

概要

Androidアプリケーションの開発において、適切なアーキテクチャの選択はプロジェクトの成功に直結すると言っても過言ではありません。
その中でも、Model-View-Presenter(MVP)アーキテクチャは、コードの保守性や可読性を向上させ、テスト容易性を高めるための効果的な手段となっています。
Android開発者向けにMVPアーキテクチャの基本的な概念に焦点を当て、より効果的なアプリケーションの構築に実装することを目指します。

 

MVPアーキテクチャの概要

MVPアーキテクチャは、アプリケーションをモデル(Model)、ビュー(View)、プレゼンター(Presenter)の三つの主要なコンポーネントに分割することで、コードの分離とテストの容易性を実現します。以下に、それぞれのコンポーネントの役割を簡単に説明します。

モデル(Model):
データとビジネスロジックを担当する部分。データの取得、変更、保存などの操作を管理します。

ビュー(View):
ユーザーインターフェースを表示し、ユーザーの操作を受け取る部分。ただし、ビューはUIの表示に特化し、ビジネスロジックには関与しません。

プレゼンター(Presenter):
ユーザーからの入力を受け取り、それに対するビジネスロジックを実行し、最終的な表示をビューに伝える部分。また、モデルからデータを取得し、それをビューに適切に表示する役割も果たします。

 

MVPの利点

1. 分離とテスト容易性 MVPの最大の利点は、各コンポーネントの分離により、コードの保守性と可読性が向上することにあります。
これにより、テストが容易になります。ユーザーインターフェースの変更があっても、ビューとプレゼンターが独立しているため、影響範囲が限定されます。

2. テストの導入 各コンポーネントが独立しているため、単体テストや結合テストを容易に導入できます。
これにより、品質の高いソフトウェアを開発することが可能となります。

 

MVPアーキテクチャのプロジェクトの構成

MVPアーキテクチャを採用するプロジェクトでは、以下のようなディレクトリ構造を採用することが一般的です。

 /src
  /main
   /java
    /com.example.myapp
     /model
     /view
     /presenter

MVPとMVVMの比較

1. ビューとの依存度

MVP:プレゼンターはビューに依存しており、これにより、ビューとプレゼンターは直接的にコミュニケーションを行います。

MVVM:ビューモデルはビューに依存せず、これにより、ビューとビューモデルは独立性を高めています

2. テスト容易性

MVP:プレゼンターはビジネスロジックを担当し、ビューはUI表示のみなので、単体テストが容易。しかし、ビューとの独立性が低いため、結合テストが必要となってくる。

MVVM:ビューモデルがビジネスロジックを担当し、単体テストがしやすい。ビューとビューモデルは結ばれているため、結合テストも相対的に容易。

3. コードの保守性

MVP:各コンポーネントが分離されている。ビューの変更があってもビューとプレゼンターは独立しているため、影響範囲が限定的。

MVVM:ビューモデルがビジネスロジックを担当するため、ビューの変更に強い。ただし、データバインディングを導入する必要があり、理解が必要となる。

 

まとめ

MVPアーキテクチャとMVVMアーキテクチャは、Androidアプリケーション開発においてそれぞれ利点を持っています。
MVPはシンプルで理解しやすく、 テスト容易性が高い一方、MVVMはデータバインディングを活用してコードを簡潔に保ちつつ、ビューとの独立性があります。
プロジェクトの性質や開発者の好みによって、どちらを採用するかは異なることになります。
開発者はプロジェクトの要件や目標に基づいて、最適なアーキテクチャを選択することが重要となってくるわけですね。
新年を迎えるに備え、僕は家の大掃除に取り掛かりますので、ここらへんで失礼致します!!!

それでは新年で会いましょう!ドロン

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