【Android Kotlin】ブロードキャストに関する解説

#Android
writtdden by 上様

こんにちは
Androidエンジニア見習い 上様です。

7月後半に入り溶けるような暑さが続き、日傘をさしているのに毎日液体生物に変わってしまっております。
そんな中、見習いの僕は引き続きKotlinの学習を続けております!!

以前の記事は、Mockについて学んだことを共有しておりますのでそちらもご覧ください

【Kotlin】Androidアプリ開発のためのMVPアーキテクチャガイド

Android Kotlinにおけるチェーンメソッドの活用

Android UnitTest作成:MockとMockitoの違い、用途の違いについて

Kotlinでのアプリ開発で疑問に思い気になったところを学習し、その内容を共有しております!それでは本題に入っていきます!

ブロードキャスト(Broadcast)とは何か?

Androidアプリケーションの開発において、ブロードキャストは非常に重要なものになっており、本当によく見る単語になります。ブロードキャストは、システム全体や特定のアプリケーション内で発生したイベントを通知するためのメカニズムです。身近な例えでいうと、バッテリーが低下したとき、Wi-Fi接続が切断されたときなどに使用されます。本記事では、Androidのブロードキャストについて解説し、Kotlinを使用した具体的な実装例も紹介します。

・ブロードキャストの種類

Androidのブロードキャストには、大きく分けて以下の2種類が挙げられます:

  1. システムブロードキャスト:Androidシステムが発信するブロードキャスト。システム全体のイベントを通知する。例えば、電池残量の低下、充電開始、ネットワーク状態の変化などが挙げられる
  2. カスタムブロードキャスト:アプリケーションが独自に定義して発信するブロードキャスト。アプリ間やアプリ内で特定のイベントを通知するために使用されます。

ブロードキャストレシーバーの登録方法

ブロードキャストレシーバーは、特定のイベントを読み取り、それに対応する処理を行います。ブロードキャストレシーバーの登録方法には、静的登録と動的登録の2種類があります。

・静的登録

    静的登録は、AndroidManifest.xmlファイルにレシーバーを宣言する方法です。この方法は、アプリが起動していないときでもブロードキャストを受信することができます。
// xml
<receiver android:name=".MyBroadcastReceiver">
  <intent-filter>
    <action android:name="android.intent.action.BATTERY_LOW" />
  </intent-filter>
</receiver>

 

・動的登録

    動的登録は、コード内でレシーバーを登録する方法です。この方法は、アプリがアクティブなときにのみブロードキャストを受信します。
// Android Kotlin Code
val receiver = MyBroadcastReceiver()
val filter = IntentFilter(Intent.ACTION_BATTERY_LOW)
registerReceiver(receiver, filter)

カスタムブロードキャストの実装

カスタムブロードキャストを実装する方法について説明します。

・ブロードキャストを送信する

    まず、ブロードキャストを送信するためのコードを記述します。以下は、ボタンをクリックしたときにカスタムブロードキャストを送信する例です。
// Android Kotlin Code
val intent = Intent("com.example.CUSTOM_ACTION")
sendBroadcast(intent)

・ブロードキャストレシーバーの作成

    次に、カスタムブロードキャストを受信するためのブロードキャストレシーバーを作成します。
// Android Kotlin Code
class MyBroadcastReceiver : BroadcastReceiver() {
    override fun onReceive(context: Context?, intent: Intent?) {
        if (intent?.action == "com.example.CUSTOM_ACTION") {
            // カスタムブロードキャストを受信したときの処理
            Toast.makeText(context, "カスタムブロードキャストを受信しました", Toast.LENGTH_SHORT).show()
        }
    }
}

・レシーバーの登録

    最後に、ブロードキャストレシーバーを動的に登録します。
// Android Kotlin Code
val receiver = MyBroadcastReceiver()
val filter = IntentFilter("com.example.CUSTOM_ACTION")
registerReceiver(receiver, filter)

まとめ

今回はブロードキャストの学習内容を皆様に共有させていただきました。自分でも調べたときに難しい言い回しや難しい単語の嵐でなにを言ってるんだこの人たちって思っておりましたので、そんな僕がわかりやすくまとめた記事!!どうでしたでしょうか!実際にコードを実装してみるとわかると思いましすが、それすらまだはやいかなと思っている方は、これを読んで用途や実装方法がわかりやすくなったのではないでしょうか! 以上、見習いエンジニア上様でした! またどこかで!!

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