【Android】AndroidのOSバージョンアップ対応の概要とポイント【OTA対応】
2024年も終わりに近づいており、いかがお過ごしでしょうか?
毎年のようにアップデートされるスマートフォンOS。
業務アプリや、大規模なコンシューマ向けサービスのアプリなどでは
その度に半強制的に対応せざるを得ない状況になったりするものです。
しかしながら、「こうするべき・こうした方がいい」などのドキュメントがなかなか存在しないのも現実で、
未経験の方などにはハードルが高い内容になるかと思います。
今回は、AndroidOSのバージョンアップ対応の際に確認するべき基本の項目をご紹介したいと思います。
①Android 公式の Developer サイトを確認しよう
上記サイトにアクセスするところから始めましょう。
ページ中央もしくは、サイドメニューから確認したいOSバージョンを選択することで
選択したOSバージョンのトップページへ遷移することが可能です。
②選択したバージョンのトップページ
遷移後のページでサイドメニューから、「機能と変更点のリスト」を選択しましょう。
※今回は Android 15 を参考に後続の手順を進めていきます。
③変更点のリストの内容を確認する
このページでは、変更点のリストが一覧で表示されます。
対応するアプリで利用している機能、画面のViewパーツなどに影響がないか確認していきましょう。
④非推奨・削除APIの影響確認
サイドメニューから、「リファレンスの更新」タブの内容を表示し「API 差分」を選択しましょう。
このページでは、コード内で使用しているAPIの更新差分を確認することができます。
例えば、「あるAPIで、引数の値が変更した。パッケージ構成が変更した。」などなど。
詳細に内容を確認できるため、更新のあったAPIについては自身の携わっているプロジェクトのソースコード内に使用箇所がないか確認するようにしましょう。
⑤実際にAndroid15のエミュレータ、実機で動作確認
実際にGoogleから配布されている新バージョンOSビルドを使用して
アプリ起動後に強制終了や、ANRが発生しないことを確認します。
動作確認の詳細な手順については、次回の記事でご紹介したいと思います。
備考
OSバージョンアップ対応が、複数のバージョンを跨ぐ場合
例えば、「7 → 10」「12 → 15」などになる場合は、前述の確認内容を全てのバージョンで行なっていく必要があります。
最後に
他にもAndroid関連の記事投稿しておりますので
よかったら読んでって下さい。
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それでは、またどこかで👋